体臭の原因と対策について学ぼうの第2弾ということで、今回は「足のニオイ」について
学んでいきたいなと思います。
今回はの記事は、FRAGRANCE JOURNAL 2020年3月号のライオン株式会社の記事を
参考に紹介しています。
第1弾のときにも紹介しましたが、
「気になる自分のニオイ」に関するアンケート調査で、第3位にランクインする足のニオイ。
特に最近暖かくなってきていて、これからどんどん暑くなってくる季節。
靴の中の環境は、どんどん悪くなっていくシーズンに入ってきます。
ということは、みなさんも何となく感じていると思いますし、
実際自分の足のニオイが気になってる方も多いと思います。
まずは、実際靴の中で足がどのような反応をしていて、靴の中の環境がどうなっているか
勉強していきましょう。
第1弾が気になる方がこちらもどうぞ。
足の汗のかき方には2種類ある
通気性のいいサンダルとかを履けるプライベートはいいけど、ビジネスのシーンとかパンプスを履かないといけないシーンだとやっぱり足のニオイとか汗は気になっちゃうよね。
そうだね。ビジネスシーンだけでなく、特に夏場に靴を履いているときの不快感は多くの人が感じているみたいだね。
身体の中で汗腺が最も多いと言われているのが「額」です。
その額と並ぶぐらい汗腺が多く存在しているのが、実は「足」なんです。
足の汗腺と言われると、みなさん足の裏をイメージすると思いますが、もちろん足の甲にも
汗腺はあります。しかし、足の甲と、足の裏では汗をかくメカニズムが全然違うんです。
足の甲の場合は、体温があがることによって汗をかく「温熱性発汗」と呼ばれる
反応です。一般的な汗のかき方ですね。
対して足の裏の場合は、緊張した時などに発汗がおこる「精神性発汗」が起きているんです。
なので、気温が上がってきているシーズンによる発汗もありますが、ビジネスシーンなど
閉鎖的な靴を選択しないといけない状況かつ、対人シーンなので緊張を強いられることが
多い状況も相まって、靴の中の環境はどんどん悪化してきてしまいます。
緊張したときに手のひらに汗をかくのはよくあるけど、足の裏も同じように汗をかいてるんだね。
足の部位によっても菌の繁殖が異なる
汗をかくことで、靴の中の温度も湿度も上がってきてしまいます。
そういう環境下を待ってました!と喜んで、登場してくるのが細菌たちです。
靴の中の細菌の数を調査した結果では、
足の甲側のつま先あたりにいる細菌数を「1」とした場合、
土踏まずの周辺の細菌数は「1.4倍」、かかとのあたりの細菌数は「15倍」でした。
そしてなんと、足の裏のつま先周辺では「400倍」と、けた違いに繁殖していることが
わかったんです。
足の表面温度の調査でも、靴を履いた状態で室温23℃の環境で運動した場合、
土踏まず周辺の温度と湿度の上昇は緩やかだったのに、指の間の温度は36℃まで上昇し、
湿度は95%まで達していたそうです。
一般的な雨の日の湿度が80~90%ぐらいと言われているので、それと比較すると、
かなりジメジメしてる環境だとわかると思います。
ちなみに細菌が好む温度と湿度は、気温30~37℃、湿度70%と言われているから、靴の中は細菌にとってはピッタリの環境になってしまってるときがあると言えるんだな。
運動とかをして、体温があがっちゃうことは仕方がないけど、汗を抑えることができたら、細菌の繁殖も抑えられてニオイやムレも対策することができるのね。
おすすめの制汗商品
制汗成分にもいろいろありますが、よく使用されている代表的な成分のひとつが
「クロルヒドロキシアルミニウム」です。
資生堂のAgや、花王の8×4、ライオンのBanなど、多くの制汗商品に配合されています。
その理由は、制汗効果が高いのに、刺激も少ないからです。
制汗成分としては、クロルヒドロキシアルミニウムのようなアルミニウム化合物が、使用されることが
多くあります。焼ミョウバンや塩化アルミニウムなんかもその仲間です。
毛穴を引き締めたり、塞いだりすることで、汗の発生を抑えてくれる成分たちです。
ただし、塩化アルミニウムなどは皮膚刺激があったりすることもあるので、よりそういうのが
起こりにくいクロルヒドロキシアルミニウムを使用する会社が多いみたいです。
そんなクロルヒドロキシアルミニウムを配合している商品の中でも今回おすすめしたいのが、
Banの「汗ブロック足用ジェル」です。
おすすめポイント①:塗りやすさ
この商品のおすすめポイントは、「塗りやすさ」と「乾きやすさ」です。
上の章でも説明したように、足の指の間などは特に菌が繁殖しやすい環境です。
スプレータイプでは塗りムラができてしまいますし、ロールオンタイプは特に薬指と小指の間など
狭いところには向いていません。
その点、「汗ブロック足用ジェル」はジェルタイプなので、狭いところでも塗りやすいのが
ポイントです。
さらに技術的な話をすると、有効成分である「クロルヒドロキシアルミニウム」を肌の上で、
滞留する時間を高めることが、効果発揮に繋がります。
そのために、アニオン性高分子である「(VA/クロトン酸/ネオデカン酸ビニル)コポリマー」を
配合していて、両性やノニオン性高分子よりも接着性が向上するという研究結果があります。
もう一点、耐水成分として「ヒドロキシプロピルメチルセルロースステアロキシエーテル」が
配合されており、これら2成分を組み合わせることによって、有効成分の皮膚への滞留性が
配合していないときよりも「約3倍」にUPしているんです。
おすすめポイント②:乾きやすさ
おすすめポイントのもう一点目「乾きやすさ」ですが、
速乾性を向上させるために「エタノール」が配合されているんですが、
ジェルを塗ってから、「靴下が履けるなと感じるまでの時間」をアンケートしたところ、
約18秒ぐらいだったそうです。
それぐらいの時間だったら忙しい朝でも、使いやすさ十分だと思います。
確かにジェルだったら塗りやすそうだし、肌への滞留することもすごい考えてくれているなら、私も使ってみようかな。
しっかりと科学的根拠を基に作られている商品だから期待できそうだね。
まとめ買いもお得です。
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